【アイアムアヒーロー】
ストーリーは原作と同じ(ショッピングモール脱出まで)なので、割愛。
日本のゾンビ映画を観たのは初めてだったが、これはかなり良くできていた。
ゾンビは僕が好きな走るタイプ、しかも生前の行動をトレースするタイプで、この時点で高得点を上げてしまいたい。
映画自体もゾンビコメディやパロディに逃げない正統派ゾンビ映画なのも、良くぞ日本を舞台に撮ってくれたと感謝したい。

何より良いのは、その走るゾンビが日本の密集した住宅街に発生して瞬く間に感染拡大していくシーンだった。日本の住宅街を走るゾンビが駆け回るシーンは後にも先にもなさそうだ。
富士の樹海は日本らしい森林で、腐敗の仕方も湿度の高い日本に準拠した傷み方で、西洋のゾンビ映画とは少し違ってユニークだった。

その一方後半のショッピングモールの戦いは(ストーリー上では主人公がヒーローになる大事なシーンであるのだが)他のゾンビ映画でも見られる少々凡庸なものだった。
ただ、そのシーンも非常に迫力ある映像だし、英雄役の演技もかなり上手かったのであまり退屈しなかった。


【スラムドッグ$ミリオネア】
ダニーボイル監督の映画。

Amazonプライムで無料で見られたので、気になっていた作品を。
インドのスラム出身の電話通信士がクイズ・ミリオネア(インド版)に出場して決勝まで勝ち進むものの、その出生から不正を疑われてしまうところから映画がスタートする。

いかにしてクイズの答えを知っていたかを過酷なスラムでの人生を振り返りながら語るのだが、それぞれのエピソードが連続していて非常に熱く、かつクイズで回答するシーンも(視聴者は主人公が決勝まで進むと言う結果を知っていながらも)白熱する。

ストーリーのテンポのよさと、現在とリンクする回想シーンが非常に良くできていて、回想が終わり現在(決勝前に主人公が捕まるところ)に戻ってから最終クイズに臨むシーンがすごく気に入った。


【ズートピア】

ディズニー映画は好きな映画と嫌いな映画の幅がかなり広くて、ウォーリーは正直酷いと思った反面、シュガーラッシュやカーズはかなり楽しんだ。
ズートピアはどっちサイドか不安だったのだけど、予告編のうさぎとキツネが可愛かったのと他に観るのが特に無かったのとで観にいった。

動物は皆擬人化されているのだが、ウォーリーと違って人間は登場しないので「獣ごときが人間の真似事か!」とキレる事態(http://shiosainouta.diarynote.jp/201508061553264906/ 参照)にはならなかったし、動物の大きさを忠実に守っているのもとても良かった。そして体格差でトラブルが発生したりする様子も、なかなか世界設定が練られていると思った。

警察になったジュディ(うさぎ)が詐欺師のニック(キツネ)と組んで事件を解決するのがストーリーのメインだったのだが、その事件もアクションも結構本格的なバディもので面白かった。

以下、若干ネタバレ。















作品のテーマは「多様性」の共存であり、草食動物と肉食動物を使って全編を通じてそれが主張されている。

ただ、物語の最後で詐欺師だったニックがジュディと同じ警察官になる後日談がついてくるのだが、コレが完璧に蛇足だったと思う。草食動物と肉食動物の多様性は認めるものの、アウトローの生き方や出世や成り上がりを目指さない生き方は認められない「多様性」になってしまった。
生まれ持った性質の多様性は認めるものの、幸せの形や生き方の多様性はあまりフォローが無いようだ。非常にアメリカらしい価値観だとも思う。

不満点は最後のオチだけだったので、映画としては95パーセント以上の時間を楽しめてなかなか満足であった。



コメント

nophoto
アンテナ
2016年6月23日6:55

初めましてこんにちは、アンテナと申します。リクエストをさせてもよろしいですか?知っていればいいんですか、知らなかったら、パソコンでも調べてもいいです。Z/Xで、エンジェル(レオタード風のマジシャン姿)の極光の冠フィエリテと十二使徒獅子宮ウェルキエルと救世のソヴァールと未来のアヴニールと空のシエルとバトルドレスのソードスナイパーリゲルとミラージュダガーベラトリクスとメガトンフィストミザールとオリジナルXIIIType.V “Vb11De”とアドミニストレータデネボラとディアボロスの剣謀術枢の指揮者クレプスと支配の魔人イムペリウムと奈落の魔人アビッソ(パンツ丸出し)と七大罪嫉妬の魔人インウィディアと精神の魔人アニムス(パンツ丸出し)との15人の尻を描いてもらいたいです。よろしくお願いいたします。出来れば、pixivに出して欲しいです。

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